これって本当?〜東京オリンピックの前に勝負はついている

第23回オリンピック冬季競技大会、いわゆるピョンチャン・オリンピックが始まりました。朝鮮半島情勢や日韓関係の収まりの悪さが、微妙に作用反作用を生み出している大会ですね。
さて、直前に放送された「NHKニュースウォッチ9」を見ていたら、とても気になることがありました。現地ピョンチャンからの中継でしたが、スポーツコーナーでアナウンサーが訪ねていたのが、アメリカの放送局NBCの最新技術の展示ルーム。VRを体験して、すごいすごいと連発していました。燥いでる場合かってーの!そのどれもNHKは出来てないんだというのを、どれくらい理解してるのでしょうか。点滅しながら集団で編隊飛行が出来るドローンも登場して、これは開会式で見られるのですかって、バカな質問。このコーナーのディレクター、恥を知れってーの。NBCに全部、やられちゃってるじゃん。

スポーツ、特に五輪はアメリカの放送局にやられっぱなしなのです。出しているお金の桁も違うので、アメリカ人が好む競技の開始時間は、アメリカの東部標準時を基準に設定されます。そして、NBCはスポーツ中継に長けた局として知られています。今回凄いのは、なんて言ったって、2月5日のミネアポリスでの第52回スーパーボウルと、さらにこのピョンチャン五輪も担当し、それぞれ最新のテクノロジーを見せつけてくれそうなことです。NBCのパートナーはIntel。そう、インテル入っているのIntel半導体素子メーカーとして知られていますが、今や映像の世界でその存在感を確立しています。

北米の4大プロスポーツリーグ、MLBメジャーリーグベースボール)、NFL(ナショナルフットボールリーグ)、NHL(ナショナルホッケーリーグ)、そしてNBA(ナショナルバスケットボールアソシエーション)は同じ悩みを抱えています。視聴者の年齢層が年々上がっていき、そこに若い層が続いていないことです。しかし、その立て直しに成功しつつあるのがNBAです。NBAはまず全試合をインターネット経由で見られるようにしました。そして、最新の映像技術を駆使した試合中継を行うことで、試合を見ることに新しい楽しみを加えたのです。そのパートナーがIntelです。

Intelがまず提供したのが、360度映像を中継映像に取り入れる仕組みでした。イスラエルの画像解析会社を買収し、その技術を活かしたFreeDというサービスです。これはすぐにアメリカンフットボールのスタジアムでも使われるようになりました。そして、今度は試合中にクォーターバックの目線を再現するBe A Playerというサービスになります。これは何故そこにボールを投げたのかがわかる映像を画像解析により表現しています。彼らはたっぷり時間をかけて、その経験を磨いてきています。結果、360度映像がOBS(Olypic Broadcasting Service)の公式映像フィードに採用され、今回から全世界に配信されます。
ドローンだって、昨年の第51回スーパーボウルでの失敗から捲土重来を期して、成功させるでしょう。ほら、レディーガガ様が登場したシーンで、後ろでドローンが星条旗を形作っていたでしょう。ちょっとよくわからなかったけど。それに、ドローンを飛ばす許可が最終的に降りなかったために、ガガ様が飛び降りる動きのところまでが収録になっていましたが。

AIがトレンドだということで、自己満足の偽AIの番組を作ったのはNHKです。AI関係者の団体が正式な抗議文を送る寸前だったという噂を聞きました。中身は昔からの手法、使い古したデータマップ系の番組でした。いわゆるバタフライ効果をサブカル的に実証したように見せただけ。自分たちで理解出来るのが、その程度のことだったのでしょう。

そもそもAIを開発することと、番組を作ることは、それぞれ別の能力が必要です。なのに、人事評価の観点が番組作りや取材の上手さに偏っているから、その観点からしか理解できない組織になっているのではないでしょうか。番組作りや取材が上手いとされる人はなんでもできるという思い込み。その挙句、経営もできるだろうと経営に回る、というような勘違い甚だしい人事が行われている限り、NHKはダメでしょう。

ちょうどイーロン・マスクのスペースXの打ち上げと一連のミッションが成功しました。テスラが宇宙飛行士を乗せて衛星軌道を回る映像も良かったですが、なんて言ったって、ロケットのブースター部分がケープカナベラルに直立で着陸した映像に感動しました。失敗を重ねても、トライし続けて得た成果です。
別に、尊王攘夷ではないけど、これで大丈夫なのでしょうか、東京オリンピックは。まさに目新しい技術は全てアメリカ製ですよ。大舞台で一度もテストせず、それこそ失敗もしていない新しい技術でなんとかしようなんて、まるで太平洋戦争末期の日本軍と同じじゃないですか。

フジテレビの新番組の司会に内定していた、麿こと登坂アナウンサーは気の毒。ご本人がセクハラ、パワハラしたのかは存じあげません(勿論、そのことは許されることではないです)が、1月18日という退職日の翌週に、週刊誌に記事が載る、それも内部でしかわからない情報が。外務省のラスプーチンこと、佐藤優さんが書いてました。男の嫉妬が一番、面倒だと。でも、そんなことしている時間はないでしょう。やるべきことをやりましょうよ。このままだと、2020年東京オリンピックの前に勝負はついてしまいますよ。