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男子化粧品考ー山猫軒の僕

高城剛 花粉 e-bay SK-Ⅱ 資生堂 ケラスターゼ

花粉の季節です。こんな時、男子でよかったと思うことは、お化粧をしないで日常を過ごせることです。女子の皆さんは大変。花粉で目がかゆい、目の周りもかゆい。鼻もかゆい。鼻水が出る。お化粧との兼ね合いが悩ましいところです。

確かに、お化粧はしていませんが、化粧品は使っています。もちろん男性用。しかし、思い起こせば、いつから男性用化粧品ってあるのでしょうか。もちろん、マンダム(チャールズ・ブロンソン!)やらアウスレーゼ草刈正雄さん!)やら、化粧水系はずいぶん前からありましたが、洗顔とその後のケアから、というのはいつからあったのでしょうか。

大学生の頃、クリニーク・フォー・メン(Clinique for Men)が専用ポーチと共に登場したことは鮮烈に覚えています。とにかく、持ち歩き用のミニサイズのクレンジングフォームと化粧水がグレーのロゴ入りのポーチに入っていたことがポイント高し、でした。タオルとそのポーチをバッグに入れて持ち歩き、時間があれば、学校の水道で、バシャバシャ顔を洗っていたものです。その後、いろいろなものに浮気して、これと言ったマストアイテムはありませんでした。

2004年に発売された資生堂メン(SHISEIDO MEN)もしばらく愛用しました。統一されたデザインが素敵です。クレンジングフォーム、スクラブ、ローション、エマルジョン、そしてセラムまで使っておりました。なんと言っても、花椿会の会員証がうれしゅうございました。

そしてここ数年は、ついにSK-Ⅱ。MEN'Sラインが登場したことで、桃井かおりさん、はたまた綾瀬はるかさんのモノマネをついつい練習しながら使ってしまいます。問題というか、少々ややこしいのは、飛行機に乗るか、飛行場に行かないと買えないこと。このためにもマイル修行は欠かせません。
ここに至って、化粧水がやっと上手に着けられるようになりました。だいたい、化粧水はたっぷりと言われても、掌からこぼれるこぼれる。最近はコットンを使うことに目覚め、やっと顔に化粧水が乗っている感じが出せるようになりました。
洗顔石鹸をネットに取り、たっぷり泡立てて、顔を洗います。これも上手くなりましたよ。シャワーでの一連の作業の最後にこれが来るので、その後、シャワーから出て、身体を拭き、髭を剃ってから、化粧水の散布になります。そして、頭にトリートメント。ちなみに、週1度、または直射日光を浴びてのランニングの後は、エマルジョンと目の周りのアンチエイジングのセラムを摺り込みます。

そうそう、頭を洗う段取りも単純ではありません。高校生くらいから、シャンプーに凝っておりました。18歳の時から、朝と晩、2回のシャワーを浴びています。で、2回とも頭を洗う(そんなに頭を洗って、そもそも頭髪はどうなっているのだというご質問があろうかと思います。おかげさまで、年齢も年齢なのですが、毛量も多く、真っ黒で、ふさふさしております。昔、金髪に銀髪、ロン毛にパーマと結構、負担を掛けてきたのですが、大丈夫です。ちなみに父は30代からバーコードでしたが。不思議です。)ので、バカにならない量のシャンプーを使ってきました。そして、ここ数年はケラスターゼの男性用(Kerastase Homme)を愛用しています。キャピタルフォルス1シャンプーという頭皮の臭いの改善を謳ったシャンプーがありした。発売初期の広告には、お父さんの枕のにおいが変わるみたいなコピーがついていましたね。洗い流さないトリートメントもあります。HOソワンキャピタルフォルスという長い名前でシャンプーと同じ香り。胡椒っぽい、さっぱりとした香りです。ところが、この男性用、ラインがあっという間に縮小され、シャンプーもトリートメントも国内の正規販売がいつの間にやら、終わってしまっていました。国内で手に入らなくなってからは、e-bayを利用して、世界中から個人輸入していましたが、昨今ではもうほとんど見当たらなくなりました。秘蔵の3本、使い切ったら、新しいものに挑戦しなければなりません。シャンプーは既に、新しいラインであるデンシフィックオム(DENSIFIQUE HOMME)に切り替えました。

石鹸も、凝り出すとキリがありません。いろいろ試しましたが、最近は「毛穴撫子 重曹つるつる石鹸」を愛用しています。高城剛さんの本で紹介されていたのですが、彼はこの石鹸で洗うと、全身の毛穴から臭いが出ると言いますが、どんな身体なのでしょうか。彼とほぼ同い年ですが、そうでもないのですが。この石鹸の凄いところは、どんなに小さくなっても泡立つことです。

 

さてこうなると、いざ旅行という時、持って歩く必需品が増えてきます。国際線の検査を想定して、透明なポーチに入れるのですが、意外に嵩張る嵩張る。女の子の家で、なんでお風呂場にタマネギが入っている網があるのか訝しげに思っていた時代が懐かしい、洗顔用フォーム泡立て用ネットの旅行用から始まり、シャンプー、トリートメント、化粧水(滞在先が南の島でない限り、セラムは持ち歩かないようにしています。)、コットン、シェイバー、それに無駄毛シェイバー。年のせいか、耳たぶの内側や黒子に、馬鹿毛というのでしょうか、とんでもなく長くなる毛が生えるのです。鼻の中もそう。見つけた瞬間に瞬殺するのですが、時として、それを逃れる毛があるので、定期的なお手入れ用に手放せません。そうそう、髪の毛をツーブロックにしているのですが、頭頂部の少し長い毛の流れを揃えるために、ワックス類を使っています。いまは、シエラオーガニカのオーガニックハーブワックス。ハンドクリームとして使うことが出来るワックスです。ソフトとハード、使い分けています。そうだ、最後にオードトワレ。ここ5年は、ヒューゴボスのジャストディファレント(Hugo Boss Hugo Just Different)です。それ以前は長い間、ジョルジオ・アルマーニのプールオム(eau pour homme)でした。シャネルのエゴイスト(Chanel EGOISTE pour Homme)を使っていた時期もありました。ご存じのように、香りにも流行があります。あ、昔の匂いと思われると厳しいのです。このヒューゴボスの香りも長くなりました。そろそろ、次の香りを探さないと。しかし今は、詰め替えたアトマイザーは必携です。

シエラオーガニカ S&S オーガニックハーブワックス ソフト50ml

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と、ここまで書いた過程は、家でも一緒です。外出前の支度に時間がかかるかかる。起きてから小1時間ないと、出られません。もっとも、さらに服選びと靴選びにも時間を要しますが。はてさて、これはなんのためなのでしょうか。
宮澤賢治の「注文の多い料理店」を思い出しました。衣服を脱がせ、金属性のものを外させ、酢のような匂いする香水を頭から掛けられ、最後は塩を身体に揉み込むように“注文”される2人の紳士。実は料理の素材として、食べる(食べられる)ための下準備だったことに気付き、というお話です。さて、西洋料理店山猫軒に迷い込んだ僕の運命はこれいかに。

 

注文の多い料理店 (新潮文庫)

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