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春の波濤(1)

波乱の週末でしたね。と言っても、僕自身のことではなく、第89回アカデミー賞授賞式とJリーグ2017シーズンの開幕におけるDAZNのパーフォーマンス。両方、大波乱があり、まだ余波が尾を引いています。ここでも話題にしたので、ちょっとおさらいを。

まずは土曜日と日曜日のJリーグ。鳴り物入りで始まったDAZNですが、早速ライブ配信と見逃し配信に問題があったとのこと。どんな問題だったかは、いろいろなニュースで取り上げられているので、そちらをどうぞ。以前、ライブストリーミング配信には職人技の部分があると書きました。それはトラブル対応の際に発揮されるべき技です。今回、1番大きな問題だと思うのは、問題が起きている最中に、何の対応も出来なかったことです。つまり設計上、問題が起きた際のリカバリー手段を用意していないのではという疑い。すぐに手詰まりってこと。

『配信映像へ方式変換するプラットフォームにあるスケジューリングシステムの構築誤差が起因したと予測されます。(中略)障害の対応を試みるも非常に稀な事象であったため即時復旧に至らず時間を要してしまいました。尚、中継制作による障害ではありません。』と説明したということですが、この説明、僕には意味がわかりません。視聴者に向けた説明では無いですよね。『予測されます』って、英語でエンジニアが書いたものをただ翻訳したんでしょう、と疑われちゃいますよ。また『中継制作における障害(ではない)』ってのは何のことだろう。単に責任分界点の切り分けかな。

ガンバ大阪ヴァンフォーレ甲府の試合が行われた市立吹田サッカースタジアムは、なんて言ったって、最新のスタジアムですよ。Panasonicさんがバックエンドを支えている。それぞれのチームが映像制作を担当しているJリーグの中でも設備的には、かなりのモノでしょう。そこに問題があったとすれば大変なことですからね、今後のことを考えると。

ちょっと興味深いのが、DAZN日本法人の登記上の代表者はジェームズ・ラシュトン(James Rushton)さんだけなんですって。ラシュトンさんはそもそもDAZNのCEOですよね。直近のテレビにPRのためにご出演されていたのは中村社長。そのお名前が登記上に見当たらないということを調べた方がいました。と言うことは、肩書きは社長だけど、実際の権限は無いってこと?早速、中村社長の過去のお仕事に関する話題の掘りかえしが始まっています。

AV監督の村西とおるさんの波乱の半生をまとめたノンフィクション「全裸監督」に、こんなくだりがあります。村西監督は、ビニ本全盛期、社内では会長と呼ばれていたのです。でも本当は社長です。違法な出版物を大量に頒布していた会社なので、いつ警察が踏み込んで来てもおかしくない状況。なので、その時に代表権もなく、責任がないように見えるように、その場凌ぎのために会長と呼ばせていたとか。まさか、中村社長も同じなのかしら。(別に違法なことが隠されているとか勘ぐってはいません。)

全裸監督 村西とおる伝

アカデミー賞授賞式、今年の第89回は落ち着いて生中継を観ました。作品賞の発表の大混乱は、これまたいろいろなニュースで取り上げられていましたね。New York Timesが即、Tweetするくらいの波乱。 PwC、大丈夫かしら。間違った封筒をプレゼンターに手渡したのは、PwCのブライアン・カリナン(Brian Cullinan)さん。彼が俳優のマット・デイモンMatt Damon)に似ているのは有名な話です。そしてマット・デイモンさんには今回の司会ジミー・キンメル(Jimmy Kimmel)さんと長い長い確執の歴史(笑)があることも、これまた有名な話。生中継中にも、互いに意地悪するシーンがありました。この大波乱のトラブル、まさかその流れの上にあるのでは?なんてね。

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「IN MEMORIAM」という、この1年で亡くなったアカデミー会員を偲ぶコーナー(この中でも、亡くなった方のお写真を間違えたらしいですね)があります。紹介された最後から2番目が、デビー・レイノルズ(Debbi Reynolds)さん。そして、娘のキャリー・フィッシャー(Carrie Fisher)さん。『May the force be with you.』「Star Wars: Epsode VII The Force Awaken」のあのセリフにグッと来ました。だいたい「Rouge One: A Star Wars Story」の登場シーンも本人ではないというのがすごい。改めて、レイア姫との永遠のお別れの瞬間でした。

 

 

また、不慮の事故で亡くなったStar Trekスタートレック)のチェコフ少尉役、アントン・イェルチン(Anton Yelchin)さんも紹介されます。27歳でした。次作にも出演予定だったのに残念です。最新作のエンドタイトルに入っていた 「For Anton」の文字を思い出しました。

JJ Trekのファンですので、昨年10月のオーストラリア往復の機内で、その「Star Trek Beyond」を2回、観ました。(ついでではないのですが、前作の「Into Darkness」も。何度目かしら)スコッティ役サイモン・ペッグ(Simon Pegg)さんが脚本に参加していることを、観終わってから知り、さらにうれしくなりました。機内版のため、正式な尺がわからないのですが、最初から最後まで、手に汗握って観ました。そして、「無限に広がる大宇宙」のナレーションとTV版のテーマをフィーチャーしたエンドテーマを聴いて、またもや涙しました(嘘)しかしまぁ、よりによってアメリカ横断ウルトラクイズのテーマ曲に、よくぞ選んだものです、天晴れ!(当時の)日テレ!

Mr. Spock Primeの遺品にTVシリーズのメンバーとの記念写真が入っていたり、過去とのつながりを潜ませて、世界観が拡張され、ストーリーを豊かにしていました。

 

 

StarTrekの世界は多様性そのものの世界です。地球人だけでは無く、様々な姿の異星人が街を歩いています。また今作には、Hikaru Sulu(スールー)がゲイであることが暗示され、パートナーとの間に娘がいるシーンがありました。生みの親であるジーン・ロッデンベリー(Gene Roddenberry)さんは、人種や民族や国家を超越して、白人も黒人もアジア人も乗っている、つまり全ての地球人が搭乗している宇宙船が地球を代表して、他の星系の人と出会うという、冷戦期のアメリカとしては画期的なアイディアを提示しました。そして、征服するためではなく、交渉によって互いに融和するための調査航海がエンタープライズ号の目的とされました。それは、13作目になる「Beyond」まで変わりません。そして、この思いはTrekkieの心の中にずっと残っています。

ところで、iOSクリンゴン語に相変わらず対応しているのでしょうか。

 

The Klingon Dictionary (Star Trek)

The Klingon Dictionary (Star Trek)