「マグニフィセント・セブン」 2)デンゼル・ワシントンから数珠繋ぎ

マグニフィセント・セブン」は1961年日本公開のジョン・スタージェス監督「荒野の七人」を基にしています。そして「荒野の七人」は、1954年公開の黒澤明監督「七人の侍」を、西部開拓時代のメキシコに舞台を移して描いたリメイクです。ちょっとややこしいのですが、「荒野の七人」の原題は「The Magnificent Seven」。題名も1961年のままですが、おそらく今時「荒野」はないかということで、原題のカタカナ表記で日本公開を迎えたのではないでしょうか。

今日観た2017年版「荒野の七人」で、言うなれば「七人の侍」のリメイクのリメイク版です。この2017年版は登場人物の性格などが、1961年版より「七人の侍」に近くなっている気がします。志村喬さん演じるリーダー格の侍、島田勘兵衛の渋さが、デンゼル・ワシントンにあります。“ magnificent”という単語が効いてきます。

この映画の主演はハリウッドのレジェンドの1人、デンゼル・ワシントン。彼の出演作では、1989年「ボーン・コレクター」、2006年「インサイドマン」、2010年「ザ・ウォーカー」「アンストッパブル」、2012年「フライト」、2013年「2ガンズ」、2014年「イ」と結構、観ています。この中で、まず「フライト」。飛行機の中の上映プラグラムには絶対、選ばれない映画です。飛行機が故障して急降下、デンゼル扮する機長がなんと背面飛行からグライダー飛行で安定を取り戻し、胴体着陸。多くの乗客を救うのですが、なんとヒーローである機長がアルコール依存症でコカイン常習者、その飛行中にもアルコールを摂取していたとわかり、、、。というストーリーですからね。僕の中では、2016年公開のクリント・イーストウッド監督の「ハドソン川の奇跡(Sully)」と対になっています。

また「イコライザー」も何度も観る映画です。フークワ監督+デンゼル主演(ロバート・マッコール役)作品です。

ボストンのホームセンターで働くロバート・マッコール。実は高度な戦闘技術を持つ元 CIAの(おそらく)現場オフィサー。深夜のダイナーでの会話から友人となった少女娼婦テリーが元締めのロシアマフィアに暴行されます。それをきっかけにして、マッコールが最終的にそのロシアマフィア一派を壊滅させるまでを描いています。ボストンだけではなく、モスクワの大ボスの屋敷まで乗り込んで、全員血の海に沈めちゃう。すっごく強い。ホームセンターで売っている金槌でチンピラをやっつけて、その金槌を戻したりしちゃってます。買いたくないなぁ、実は血塗れの金槌。

その「イコライザー」に、「マグニフィセント・セブン」でガンマンたちに復讐の手助けを頼む村人エマ・カレン役のヘイリー・ベネットが出演しています。短いシーンですが、泣き顔が可愛い。超怖い、ロシアの特殊部隊スペツナズ出身のニコライ・イチェンコに首を折られてしまうのですが。娼婦仲間のクロエ・グレース・モレッツ嬢(テリー役)の行方を訊かれて、本当に知らないので知らないと答えているのに、ニコライが平然と彼女の首を締め上げていきます。役名はありましたが、無いも同然の役でしたので、フークワ監督、デンゼル主演映画で良い役につけてよかったよかった。

そして、クロエ・グレース・モレッツ嬢。僕はファンの1人として、Instagramもフォローしています。クロエちゃんはご存知“Hit- Girl”が出世作です。「キック・アス」、1も2も、ぜひ観てください。2016年のアメリカ大統領選挙では、民主党クリントン候補の若き応援者の1人でした。20歳の女優が選挙で自分の信条を旗幟鮮明にしているということに驚きました。

なんだか、思い出“棚から一掴み”になってしまいました。「マグニフィセント・セブン」、ご覧ください。

 

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