映画

宇宙人の意向を忖度するとー日々是決戦

映画「メッセージ(Arrival)」を観ました。1998年に発表された原作「Story of Your Life(邦題「あなたの人生の物語」)」を元にしたSF映画です。この原作は1999年にシオドア・スタージョン記念賞、2000年にネビュラ賞中長編小説部門、という英語で書かれ、…

究極の正方形ーIMAXで楽しもう

フランスの港町、ダンケルク(Dunkirk)。第二次大戦中の1940年、連合国軍のおよそ35万の兵士がドイツ軍に追い詰められたフランスの港町です。彼らは目の前のドーバー海峡を渡るイギリス本土への撤退の時を待っていました。ドイツ軍は怒涛のような攻勢、そう…

バターご飯の憂鬱〜むかし男ありけり

柚木麻子さんの「BUTTER」。読みました?週刊誌の女性編集者が、結婚サギの末、3人の男性を殺害したとされる容疑者を取材するうちに、欲望に忠実なその言動に振り回されていく小説です。濃い話。460ページも分量があるのに、本自体は薄く出来ています。紙が…

The Right Stuff〜そこにいるべき人は誰だ

ここ最近見た映画の中で印象的だった3本は、ちょうど1950年代後半から1970年代前半が舞台になっていました。アメリカが挫折に直面し、それを乗り越え、そして改めて未来を模索した経験を、虚実を取り混ぜて描いていました。 時代的には1962年あたりが軸にな…

映画の音〜仲代さんの音

子連れ狼 若山富三郎版 ブルーレイBOX (全6作品, 507分) [Blu-ray] [Import] 出版社/メーカー: Animeigo メディア: Blu-ray クリック: 33回 この商品を含むブログを見る テレビをザッピングしていると、思わぬシーンに遭遇します。今回はそんなお話。 「子…

阿房飛行機、万歳!

仙台に行くために東北新幹線に乗りました。はやぶさ。進行方向左側、西日暮里から田端にかけては、武蔵野台地の東端ですかね。山手線と京浜東北線が走っている向こうの崖の感じが素敵です。NHKのブラタモリじゃないんだから。乗り物に乗ったら仕事をしよ…

SFとオルタナファクト

そもそも本離れが進んでいる中、SFという分野は絶滅危惧種になっているように思います。だからでしょうか、SFが好きだと言うとかなりのオタク感があります。そもそも、SFとは何か?サイエンス・フィクションの略というのが一番簡単な答えです。スペキ…

冬の散財感想戦 (3)靴編

映画「 64」、ご覧になりましたか。刑事上がりの広報官である主人公が、キャリアの県警本部長から靴の光り方が足りないので、嫌味を言われるシーンがあります。靴を自分で磨くのか、奥さんに磨いてもらうのか。はたまた、最近増えた、おしゃれ靴磨きさんに頼…

憧れのアカデミー賞授賞式

2月末のお楽しみは、アカデミー賞受賞式。日本のでは、ありません。とにかくショーとしての完成度が高い。朝9時からのレッドカーペット、そして10時からだいたい15時まで、生できっちり観ます。録画もします。夜の再放送も見ます。でも、再放送は同時通訳の…

なぜ日本のサラリーマンはスーツを着るのか〜スーツ恐怖症の方々へ

「スーツの集団に近づくと泣きそうになる」というスーツ恐怖症なる投稿に共感が相次いでいるとのこと。何と言いますか、いろいろな連想と妄想が浮かびます。 「SUITS/スーツ」というアメリカのテレビドラマがあります。日本では2012年から放送されています。…

「マグニフィセント・セブン」 2)デンゼル・ワシントンから数珠繋ぎ

「マグニフィセント・セブン」は1961年日本公開のジョン・スタージェス監督「荒野の七人」を基にしています。そして「荒野の七人」は、1954年公開の黒澤明監督「七人の侍」を、西部開拓時代のメキシコに舞台を移して描いたリメイクです。ちょっとややこしい…