バターご飯の憂鬱〜むかし男ありけり

柚木麻子さんの「BUTTER」。読みました?週刊誌の女性編集者が、結婚サギの末、3人の男性を殺害したとされる容疑者を取材するうちに、欲望に忠実なその言動に振り回されていく小説です。濃い話。460ページも分量があるのに、本自体は薄く出来ています。紙が…

男子化粧品考ー山猫軒の僕

花粉の季節です。こんな時、男子でよかったと思うことは、お化粧をしないで日常を過ごせることです。女子の皆さんは大変。花粉で目がかゆい、目の周りもかゆい。鼻もかゆい。鼻水が出る。お化粧との兼ね合いが悩ましいところです。 確かに、お化粧はしていま…

阿房飛行機、万歳!

仙台に行くために東北新幹線に乗りました。はやぶさ。進行方向左側、西日暮里から田端にかけては、武蔵野台地の東端ですかね。山手線と京浜東北線が走っている向こうの崖の感じが素敵です。NHKのブラタモリじゃないんだから。乗り物に乗ったら仕事をしよ…

トチローと僕〜帽子とマントを巡るスタイル考

松本零士先生の漫画に登場するトチローという人物、ご存じですか。短足、ガニマタ、近眼。松本先生曰く「メガネの怪人」だそうです。あまり誇れたものではありませんが、姿形に親近感を覚えます。特に、つばの広い帽子とマントを纏うと、他人とは思えない、…

訪れるべき、とは?〜長逗留の憧れ〜人も宿も進化する

「アイディアは移動距離に比例する」という言葉。最近ではハイパーメディアクリエーター(というより女優の沢尻エリカさんの元結婚相手という“肩書き”のほうが有名な)高城剛さんの言葉となっていますが、僕は、イタリアの小説家、哲学者ウンベルト・エーコ…

冬の散財感想戦(2)2016年の鞄

エルメスにMallette TANAKA(マレット・タナカ)という名前の鞄があります。注文で作ってくれるモデルだそうですが、基本のモデルとして存在します。その名前からわかるように、日本人がその誕生に関わった鞄です。最近、歌舞伎俳優の中村吉右衛門さんがご愛用…

解脱への道は斯くの如き遠さ

羽田空港国際線ターミナルで、靴、トローリーケース、鞄が全てベルルッティ(Berluti)という方をお見かけしました。雑誌の広告でしか見ないような揃えかたです。大変失礼ながら、日頃から洋服大好きという感じではないように見えたので、よく覚えています。…