オルタナファクトの世界に住んでいる透明な人たち

昼下がり、ちょうど1時過ぎでしょうか。30年前から通っている中華料理店に入って、ランチのB定食を頼みました。内容は、豆腐と海老とイカの旨煮。毎度、店の前を通りかかって、これか、海老の卵とじ炒めのどちらかがメニューに上がっていると、ついつい寄っ…

自分に足し算、引き算ーオルタナファクトを生む慢心

1日に2回はスターバックスに立ち寄っています。日課ですね。家に近い店、事務所に近い店、得意先のビルの地下の店、いくつかの“定点”のような場所があります。アイスラテを飲まない日はほとんどありません。この稿も、いつものスターバックスで書き始めまし…

オヤジとオヤジ殺しが向かう先ー忖度に下衆の勘繰り

最近、「三大動画アプリのユーザー/使われ方の違い」という記事を読みました。「ニコニコ動画」「AbemaTV」「YouTube」を三大動画としているのですが、そもそも、その括り、意味があるのでしょうか。(その記事の内容には格別の感想はありません。あしから…

宇宙人の意向を忖度するとー日々是決戦

映画「メッセージ(Arrival)」を観ました。1998年に発表された原作「Story of Your Life(邦題「あなたの人生の物語」)」を元にしたSF映画です。この原作は1999年にシオドア・スタージョン記念賞、2000年にネビュラ賞中長編小説部門、という英語で書かれ、…

究極の正方形ーIMAXで楽しもう

フランスの港町、ダンケルク(Dunkirk)。第二次大戦中の1940年、連合国軍のおよそ35万の兵士がドイツ軍に追い詰められたフランスの港町です。彼らは目の前のドーバー海峡を渡るイギリス本土への撤退の時を待っていました。ドイツ軍は怒涛のような攻勢、そう…

バターご飯の憂鬱〜むかし男ありけり

柚木麻子さんの「BUTTER」。読みました?週刊誌の女性編集者が、結婚サギの末、3人の男性を殺害したとされる容疑者を取材するうちに、欲望に忠実なその言動に振り回されていく小説です。濃い話。460ページも分量があるのに、本自体は薄く出来ています。紙が…

永遠の夏への扉はどこに〜ホームスピーカーがAIを供にやってくる

毎週日曜日、午後2時、FM東京の「山下達郎のサンデー・ソングブック」を聴くのが日課になっています。もっとも、生では結構聞き逃すことが多くて、radikoのタイムフリーを使わせてもらっています。便利。 6月18日放送回の1曲目は僕にとっては感涙の1曲、…

アマチュアのプロレス(2)~コピペ、そしてフェイクニュース

続きですが、毎度ながら迂遠な話から始まり恐縮です。 フェイクニュースやDeNA・WELQの、一連の“事件”の中で、会社員だった頃を思い出しました。マスコミの新入社員でしたので取材をするのですが、最初の頃、なんか変だなぁと思っていたことがありました。そ…

The Right Stuff〜そこにいるべき人は誰だ

ここ最近見た映画の中で印象的だった3本は、ちょうど1950年代後半から1970年代前半が舞台になっていました。アメリカが挫折に直面し、それを乗り越え、そして改めて未来を模索した経験を、虚実を取り混ぜて描いていました。 時代的には1962年あたりが軸にな…

アマチュアのプロレスラー

昔、ある大学の学園祭に行った時のこと。プロレスのリングがあり、そこで結構、華やかなファイトが繰り広げられていました。闘っていたのは、どこかの団体に所属している“プロの”プロレスラーではなく、アマチュアの人々。レスラーの1人は有名プロレスラー、…

茶碗の中に何がある~茶の湯と日本の人事評価

先日、上野の東京国立博物館に特別展「茶の湯」、観に行ってきました。いわゆる名物揃いの展覧会です。平日でしたの、それほど混んでおりませんでした。でも、最近話題の国宝の茶碗「油滴天目」には人集りが出来ていました。 4月11日に始まったばかりですが…

映画の音〜仲代さんの音

子連れ狼 若山富三郎版 ブルーレイBOX (全6作品, 507分) [Blu-ray] [Import] 出版社/メーカー: Animeigo メディア: Blu-ray クリック: 33回 この商品を含むブログを見る テレビをザッピングしていると、思わぬシーンに遭遇します。今回はそんなお話。 「子…

スマートなスポーツ観戦はスマートなアプリから

子どもの頃、ヤクルトファンでした。よく神宮球場へ行ったものです。弱いチームだった頃でしたので、球場は空いてました。ある時のことです。対戦相手は忘れましたが、何故かその試合はラジオ中継が行われていたのです。ふとラジオのスイッチを入れ、実況中…

男子化粧品考ー山猫軒の僕

花粉の季節です。こんな時、男子でよかったと思うことは、お化粧をしないで日常を過ごせることです。女子の皆さんは大変。花粉で目がかゆい、目の周りもかゆい。鼻もかゆい。鼻水が出る。お化粧との兼ね合いが悩ましいところです。 確かに、お化粧はしていま…

阿房飛行機、万歳!

仙台に行くために東北新幹線に乗りました。はやぶさ。進行方向左側、西日暮里から田端にかけては、武蔵野台地の東端ですかね。山手線と京浜東北線が走っている向こうの崖の感じが素敵です。NHKのブラタモリじゃないんだから。乗り物に乗ったら仕事をしよ…

メガネは顔の一部です~魔法の時代に大魔王の存在は気付かれないように

「メガネは顔の一部です」というCMがありました。まさにその通り。たった一つ、メガネを選ぶとしたら、自分らしいメガネを必死に選びます。一方、メガネをいくつか持って、いろいろ掛け変えている人はどれくらいいるのでしょうか。僕は、メガネ、コンタク…

乱暴者の独り言〜どこに向かうのか

DeNAの医療系サイト「WELQ」コピペ大会が引き起こした一連の問題に関する第三者委員会報告が出ましたね。その会見と引き続きのDeNA幹部の記者会見を見ていました。いろいろ突っ込みどころはあるのですが、このこと自体は、これしかないでしょう。MERYが再開…

知るということ、知っているということーそしてどうする

日曜日の夜のテレビライフ。ここ最近は21時から「A LIFE」。22時からは、林修さんの番組「林先生が驚く初耳学!」を観ています。林さんは1965年生まれということですから、僕とほぼ同い年。勝手に物知り度を競いながら観ています。やはり結構、負けています…

SFとオルタナファクト

そもそも本離れが進んでいる中、SFという分野は絶滅危惧種になっているように思います。だからでしょうか、SFが好きだと言うとかなりのオタク感があります。そもそも、SFとは何か?サイエンス・フィクションの略というのが一番簡単な答えです。スペキ…

トチローと僕〜帽子とマントを巡るスタイル考

松本零士先生の漫画に登場するトチローという人物、ご存じですか。短足、ガニマタ、近眼。松本先生曰く「メガネの怪人」だそうです。あまり誇れたものではありませんが、姿形に親近感を覚えます。特に、つばの広い帽子とマントを纏うと、他人とは思えない、…

日記はだれのためー松任谷さんのことから

「散財日記」という連載が雑誌MEN'S CLUB(最初はMEN'S EXの連載だったかと)にあります。そうユーミンこと松任谷由実さんの夫、アレンジャー、キーボーディストの松任谷正隆さんがお買いになったものを報告されている企画です。(現在は「[続]僕の散財日…

訪れるべき、とは?〜長逗留の憧れ〜人も宿も進化する

「アイディアは移動距離に比例する」という言葉。最近ではハイパーメディアクリエーター(というより女優の沢尻エリカさんの元結婚相手という“肩書き”のほうが有名な)高城剛さんの言葉となっていますが、僕は、イタリアの小説家、哲学者ウンベルト・エーコ…

冬の散財感想戦 (3)靴編

映画「 64」、ご覧になりましたか。刑事上がりの広報官である主人公が、キャリアの県警本部長から靴の光り方が足りないので、嫌味を言われるシーンがあります。靴を自分で磨くのか、奥さんに磨いてもらうのか。はたまた、最近増えた、おしゃれ靴磨きさんに頼…

春の波濤(2)

先週末は、もう一つ、波乱がありましたね。村上春樹さんの新作「騎士団長殺し」の発売(2月24日金曜)と小沢健二さんの「ミュージックステーション」(2月24日金曜20時から放送)の出演。 あぁ、これを書くと、バブル世代の話題だからねって、言われてしまう…

春の波濤(1)

波乱の週末でしたね。と言っても、僕自身のことではなく、第89回アカデミー賞授賞式とJリーグ2017シーズンの開幕におけるDAZNのパーフォーマンス。両方、大波乱があり、まだ余波が尾を引いています。ここでも話題にしたので、ちょっとおさらいを。 まずは土…

冬の散財感想戦(2)2016年の鞄

エルメスにMallette TANAKA(マレット・タナカ)という名前の鞄があります。注文で作ってくれるモデルだそうですが、基本のモデルとして存在します。その名前からわかるように、日本人がその誕生に関わった鞄です。最近、歌舞伎俳優の中村吉右衛門さんがご愛用…

憧れのアカデミー賞授賞式

2月末のお楽しみは、アカデミー賞受賞式。日本のでは、ありません。とにかくショーとしての完成度が高い。朝9時からのレッドカーペット、そして10時からだいたい15時まで、生できっちり観ます。録画もします。夜の再放送も見ます。でも、再放送は同時通訳の…

解脱への道は斯くの如き遠さ

羽田空港国際線ターミナルで、靴、トローリーケース、鞄が全てベルルッティ(Berluti)という方をお見かけしました。雑誌の広告でしか見ないような揃えかたです。大変失礼ながら、日頃から洋服大好きという感じではないように見えたので、よく覚えています。…

なぜ日本のサラリーマンはスーツを着るのか〜スーツ恐怖症の方々へ

「スーツの集団に近づくと泣きそうになる」というスーツ恐怖症なる投稿に共感が相次いでいるとのこと。何と言いますか、いろいろな連想と妄想が浮かびます。 「SUITS/スーツ」というアメリカのテレビドラマがあります。日本では2012年から放送されています。…

流れを掴んでおくことが一番大切なことなのでしょう〜Jリーグの向こうにあるもの

今週2月25日土曜日から、Jリーグの2017年シーズンがスタートします。昨年までとの大きな違いは、DAZNで全試合がインターネット配信されることです。 DAZNとはスポーツ専用のインターネット配信サービス。日本以外では既にドイツ、スイス、オーストリアで開始…

料理批評はオルタナファクトの天下一武闘会

こうなると何が真実なのかは、誰にもわかりません。自分が思ったことだけが真実なのか。いやもしかしたら真実なんてないのかしら。第45代アメリカ合衆国大統領トランプさんの顧問ケリーアン・コンウェイさんが仰った“オルタナファクト (alternative facts)…

「マグニフィセント・セブン」 2)デンゼル・ワシントンから数珠繋ぎ

「マグニフィセント・セブン」は1961年日本公開のジョン・スタージェス監督「荒野の七人」を基にしています。そして「荒野の七人」は、1954年公開の黒澤明監督「七人の侍」を、西部開拓時代のメキシコに舞台を移して描いたリメイクです。ちょっとややこしい…

「マグニフィセント・セブン」1)レナード・バーンスタインよ永遠なれ〜音楽で数珠つなぎ

「マグニフィセント・セブン」、公開4週目ですが、そろそろ終わっちゃいそうな感じがしたので、慌てて観てきました。1961年日本公開の西部劇「荒野の七人」のリメイク版です。 劇伴を手がけたのが、これが遺作となった作曲家ジェームズ・ホーナー。レナード…

デジタルかアナログか〜dマガジンでいいとこどりの雑誌の読み方

dマガジンが始まったころは、雑誌は実物を買ってこそだ、と意気がっておりましたが、実際に使ってみると、やはり便利。細かい使い勝手には、いくつか注文はありますが、定期的に買っていた雑誌の幾つかを、dマガジン購読に切り替えてしまいました。ちょっと…

冬の散財感想戦(1)

COS

今日も服を買ってしまった。事務所に行く前に、わざわざ表参道で銀座線降りて、 開店直後のCOSへ行きました。月曜の午前中は空いてる。メンズの客は僕1人。昨日の日曜日はごった返していたので、ちょっと見て退散したのでリベンジなのです。でもSALEになって…

トランプタワーの静寂〜あの人の思い出

トランプさんがアメリカの第45代大統領に就任されて以来、いわゆるトランプさん関連建造物に宿泊した経験を語ることは恥ずべきことになってしまいました。(本当!?)私も一度だけですが、関連建造物に宿泊したことがあります。 初めてのハワイでしたが、何…

僕は断固『A LIFE』を支持します

声を大きくして申し上げますが、木村拓哉さんの「A LIFE 〜愛しき人〜」、毎週必ず観ています。 初回から録画しながら本放送を観て、 TVerで見逃しを月曜日に観るというスケジュールを続けております。 あんなお医者さん、本当に居たらいいじゃないですか。…

秋の夕暮れに聴くドリカムは寂しい〜昨日、Sullyを観た

つい、iTunesでドリカムのベスト、「私のドリカム」を買ってしまった。50曲225分。今日の陽の入りは16時51分。秋の陽は釣瓶落とし。窓から入ってくる風が冷たくなった頃、仕事の手がちょっと離れた。BGMのつもりで聴いていたドリカム。つい聴き入った。 『大…